年末の忘年会、河豚料理屋で鰭酒を飲み、 それから、どうも鰭酒に病み付きになっている。 鰭酒にマッチで火を点ける。 ポッと火が燃える。 香ばしい香が広がる。 先日も寿司屋で、鰭酒を飲んだ。 鰭酒は、冬の木枯らしの冷えた体を温めてくれる。 エルニィー…
『風花のこの胸この髪ささやけり』 冬の晴れた日、どこからともなく雪が舞うことがある。 ちぎれた雪雲から、 北国の山を越え、風に流され飛んでくる雪の華、風花。 風花(かざはな)とは、なんと美しい季語だろう。 肩先に胸に、そして髪に舞い降り、 刹那…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。