時は水無月。 ここは銀座四丁目。 和光の店内。 「あなたが身に着けたらお似合いの物があるわ」 沙希は九鬼に囁いた。 「身に着けるもの・・・」 「ええ、身に着ける物」 確かにここは時計売り場だがと思案する九鬼だった。 沙希の悪戯っぽい目が九鬼を見つ…
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