『 蟷螂に生き餅与えし女優かな 』 


 蟷螂(とうろう)とはカマキリの別名である。カマキリは、産卵すると雄を食べてしまうという。女優は、蟷螂に乗り移り、女の魔性が演技の華となり美しさとなる。自分自身の中に存在する天使と悪魔のアンビバレンスが、女優を官能へと誘うのである。


*アンビバレンス(ambivalence)
心理学用語で、ひとつのものに対して相反する感情が共存すること。両面価値。


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