2006-04-11 『敦盛の笛澄渡る櫻かな』 俳句 平家の公達、平敦盛。 源氏の武将、熊谷直実に討たれ弱冠十六歳で戦死する。 敦盛は笛の名手として知られ、平家物語では美男にして早世の、 悲劇の武将として語られている。 櫻満開のなか、敦盛の美しい笛の音が、 聞く者の心に澄渡る。 有名な「青葉の笛」の音色に、姫君も櫻の花びらも恍惚と溜息を洩らす。 ※季語 櫻(春) ※「青葉の笛」別名「小梅の笛」平敦盛の祖父平忠盛が鳥羽院から拝領。 父経盛が受け継ぎ、笛の名手敦盛に明伝した、 由緒ある笛である。 ★人気blogランキングへ★