新茶の季節


一服のお茶が、心を和ませることがある。
先日、ある得意先で事務員さんに、薄茶を点てていただいた。
事務員さんと、少しばかりよもやま話しをする中で、
お互いお茶を習っていたことを、知ることとなった。
お茶碗、茶筅、棗、茶杓、などが揃ろえられており、
親切に、一服のお茶を点ててくれた。
一服のお茶で、事務員さんに、親近感を覚えた。
なんとなく、春風が胸をよぎる思いがした。
今日は八十八夜。八十八夜は、二百十日と同じ雑節である。
八十八夜は、立春から数えてちょうど、88日にあたる5月2日頃をいう。
八十八夜は、新茶の季節でもある。
新茶は、古来より不老長寿の縁起物として、珍重されてきた。
新茶を淹れてみる。
若々しい新茶の香りがする。
ほのぼの気分にひたる今宵、日本人で良かったなと、
しみじみ思った。


*雑節
二十四節気以外に
季節の変化の目安とする、
特定の日の総称。
節分、入梅、土用、彼岸など。



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