岩崎宏美コンサート
岩崎宏美のコンサートに出かけた。
しばし、美しい歌声と伸びのある歌唱に、癒された。
私は、「思秋期」が特に印象に残った。
彼女の綺麗な発声とボリュームのある声量が、
感傷的なメロディーとマッチし、私たちの琴線に触れる。
私も、この曲を聴くと、学生時代の友人の顔、様々な出来事を、
思い出した。
歌詞の中で、
「お元気ですか、みなさん、またあいましょう」
というフレーズがある。
そんな歌詞を聴くと、20年前の友になんとなく会いたくなった。
岩崎宏美がデビューしたのは、1975年。
「天まで響け岩崎宏美」が、キャッチフレーズ。
時代は、花の中三トリオ(桜田淳子、山口百恵、森昌子)や
新御三家(郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎)のアイドル全盛の時代。
二時間ドラマの女王、片平なぎさも同期デビューだ。
そんな中で、岩崎宏美は、アイドル性より、歌唱力で勝負していた。
デビュー3年目、この「思秋期」で日本レコード大賞歌唱賞を受賞している。
また、新人賞を演歌の細川たかしと受賞している。
こうした、歌唱力のある彼女ではあるが、
楽器が出来ない事に、コンプレックスを持っているとコンサートで、
話していた。
最近ビギンから紹介された、一期一会という楽器を始めたそうだ。
岩崎宏美は、妹の良美とデュエットで、レコーディングも出している。
由紀さおり、安田祥子を目指すのか?
また、成城学園の中学時代、同級生に岡村清太郎(清元延寿太夫)
がいたのは、知らなかった。
「レ・ミゼラブル」などミュージカルでも活躍し、
芸の幅も広がり、これからも息の長い歌手として、活躍してほしい。