セーラ服と機関銃

目高組の組員が、次々と殺されて行く。
組員を家族のように思っていた泉(長澤まさみ)の、
感情のマグマが熱くなる。


20年以上前に観た映画、薬師丸ひろ子主演の「セーラー服と機関銃
インパクトがあった。
そして、薬師丸ひろ子のあの澄んだ歌声も。
長澤まさみ扮する星泉は、テレビドラマとして放映され、
原田知世が出演していた「セーラー服と機関銃」に似ている。
まだ、ショートカットの知世になる前だった。
鹿内孝や風吹ジュン阿藤海などが出演していたと思う。
因みに、鹿内孝の歌う「本牧メルヘン」が好きだ。
確か、こんな歌の始まりだった。


  『本牧で死んだ娘はカモメになったよ』


若頭の佐久間役も、堤真一渡瀬恒彦、鹿内孝、それぞれに持ち味がある。
ただ、赤川次郎の原作に近いのは、鹿内孝の若頭ではないか・・・・
ドラマの舞台も浅草ではなく、横浜だったと思う。
時をかける少女」でブレイクする前の原田知世が熱演していた。


長澤まさみは、さんまをはじめとした、おじさん達に人気がある。
彼女には、昭和の少女の匂いがあり、清潔感があるからだろう。
変に、芸能界ずれせず、おもねる事も無く、
等身代の自分を見失っていないような気がする。
微速度撮影のバラの花のように、
蕾から花が開くように、
急がず、慌てず女優として成長すればなと、思う次第だ。
セーラー服と機関銃」も来週は、いよいよ最終回だ。