アマデウス

映画「アマデウス」を観た。
モーツァルトの天真爛漫さ、その子供じみた振舞い。
人前でおならをして笑わせる天才作曲家。
確かに、たれもが認める天才なのだ、モーツァルトは。

神が彼を身代わりとして、曲を作らしているのか。
神の啓示が、彼の肉体を通して、楽譜となるのか。
命を削り、モーツァルトは作品を作り続ける。

天使の無邪気さは時として人々と軋轢を生む。
父と、あるいは国王と。
「フィガロの結婚」についても、公演を禁止される。
バレエ音楽も同じく禁止される。
時あたかも、フランス革命前夜のヨーロッパ。
王族は、民衆の感情的な行動に神経を使い、
音楽にも検閲を厳しくしていた。
モーツァルトもそうした時代背景で、様々な制約を受ける。

当時の貴族をはじめとした豪華な衣装も興味深かった。
仮面舞踏会の被り物もユニークだった。

オペラに情熱を燃やすモーツァルト。
宮廷音楽家サリエリの嫉妬。
モーツァルトの死の謎。
モーツァルトを殺したのは本当にサリエリなのか・・・・
蕭蕭とレクイエムの雨降る中、モーツァルトは天に召されて行く。

「のだめカンタービレ」も視つつ、「アマデウス」を観る、
音楽なひととき。
「のだめカンタービレ」には、上野樹里の他、
ＮＨＫの「純情きらり」の福士誠治、「功名が辻」の玉木宏も出演している。
そういえば、知り合いのお嬢さんが、
今年の春、新進気鋭の指揮者と結婚された。
もうすぐ、おめでたとのことだ。