東宝カレンダー


東宝カレンダーを頂いた。
毎年、東宝の関連会社から頂いており、楽しみにしている。
表紙は、3年連続で長澤まさみが飾っている。
カレンダーの表紙を飾ることは、長澤まさみ東宝の看板女優としての証だ。
以前は、山口百恵沢口靖子も表紙に登場していた。
東宝カレンダーは、長い歴史を持ち、1952年(昭和27年)から、
毎年発売されている。12人の女優が毎月を飾る構成になっている。
毎年20万以上の売り上げを誇る。
特に、長澤まさみは、史上最年少で表紙を飾り、
2007年では、単独版も制作される。
カメラマンは、演出家の蜷川幸雄氏の長女で写真家、蜷川実花氏。


最近の東宝カレンダーで感じるのは、やはり世代交代とアイドル化だろう。
一昔前は、映画女優や宝塚出身の女優が多数登場していた。
豪華にして、貫禄があった。
山口百恵が表紙に登場した頃から、
登場する女優の、アイドル化が進んできたように感じる。
当時歌手が本業の百恵が、映画会社のカレンダーの表紙を飾ったことは、
インパクトがあった。
三浦友和との文芸路線の映画が人気を呼び、映画館に、
若者を中心に安定した動員をしたことも、百恵が表紙を飾った一因だったろう。
山口百恵長澤まさみと同じく、かなり若くして表紙を飾ったと思う。


2007年のカレンダーには、沢口靖子斉藤由貴釈由美子田中麗奈
常盤貴子一路真輝などが、登場している。
一月の沢口靖子の豪華な着物姿は、お正月らしい装いだ。
ちなみに、長澤まさみは、9月に登場している。
会社の女性事務の方が、9月の長澤まさみの服装が、
シンプルで良いと話していた。
また、表紙の写真が、小泉今日子に似ているとの感想だった。
一路真輝水芭蕉柄の着物は、なかなか着こなせないとのことだった。
個人的には、古手川祐子が、登場しないのが残念だ。


当分、長澤まさみ東宝における、
看板女優の地位は揺るがないのではないか・・・・
東宝カレンダーの表紙を飾る女優は、どちらかと言うと、
個性的な女優というよりは、正統派の日本美人の女優が起用されてきた。
長澤まさみは、そうした東宝の社風と相性の良い、明るい日本美人だ。
五社協定が存在しなくなった現在、東宝の専属女優という、稀有な女優だ。