桜子と達彦、愛の軌跡
「純情きらり」スペシャルを視た。
桜子と達彦の恋愛の軌跡を特集し、
名場面を振り返る、番組の構成になっていた。
達彦との初めての連弾と、くちづけ。
汽笛が鳴り、遠のく汽車を追いかける桜子(宮崎あおい)、
「音楽をわすれるな。」達彦(福士誠治)の別れの言葉。
数々の名場面が登場した。
それにしても、桜子、宮崎あおい、達彦、福士誠治が、
本当にピッタリの配役だと、この特集を視て、改めて思った。
その他の、冬吾の西島秀俊、達彦の母かねの戸田恵子、
桜子の父の三浦友和も適役だ。
こうした、俳優達のチームワークが、素晴しい作品を支えたのだろう。
桜子は、少々ファザコンだったのかもしれない。
父に似た書生風の若旦那、達彦を生涯の伴侶とした。
達彦、冬吾とも文科系男性であり、着物がよく似合っていた。
桜子の人生は、順風満帆ではなかった。
初恋に敗れる。音楽学校の試験は落ちる。子供に恵まれるが、
不治の病に罹る。
しかし、常に前向きに人生を歩んでいる。
「意味のない人生なんてない。」
それが、桜子の人生だったと思う。