白虎隊後編


白虎隊後編を視る。
母と息子の絆。
酒井峰冶役の山下智久と母しげの薬師丸ひろ子が好演している。
峰冶に対する、母親のしげの教育は厳格だ。
会津魂を叩き込むこと、それが峰冶への教えだった。
自らが病弱ゆえに、敢えて息子の峰冶に厳しく接することになる。
戦地に赴く息子達に、それぞれの母の送る言葉。
峰冶にしげは、
「立派に死んで来い」
と言う母であり、
篠田儀三郎(田中聖)にしん子(若村麻由美)は、
「生きて帰って来い。」
と言う母であった。
ただ、どの母親も、息子を愛していることに変わりはない。


飯盛山の自決の場面で、切腹し果てた友に、
自らの血を口紅とし、死化粧をしてあげるシーンが印象にのこった。


正義と誇りに殉じた白虎隊。
武士道とは・・・・
会津魂とは・・・・
松平容保東山紀之)の選択は正しかったのか、
西郷頼母小林稔侍)の具申が正しかったのか・・・
様々なことを、考えさせられた。


時代に翻弄されながらも、ひたむきに生きる会津の人々。
よく生き、よく死んだ白虎隊。
戊辰戦争は、日本人同士の戦だった。
白虎隊の悲劇を繰り返してはならない。


* 今年の正月は時代劇三昧だった。
 堀部安兵衛明智光秀、白虎隊と時代劇をよく視た。
 私は、堀部安兵衛が一番面白かった。