寿司屋の少女


常連の寿司屋に、会社の後輩二人と立ち寄った。
酒の肴も種類があり、左党の私には都合が良い店だ。
この寿司屋に、20歳ぐらいの若い女性が働き始めた。
美人というより、愛嬌のある娘という感じだ。
笑顔が可愛いい。


私は、納豆巻きと干ぴょう巻きを注文し、
後輩二人は、上寿司を注文。
みんなで食べようと、刺身と毛蟹を注文した。
勿論私は、熱燗を飲み、かに味噌を肴に至福のひとときだった。
女性店員は注文を取りにくると、俳優の渡部篤朗似の後輩をちらりと見ていた。
さすがに、彼は女性にもてる。
女性店員は、どこか川嶋あい似だ。
川嶋あいに似ていないか。」
と後輩に聞いたが、
二人とも川嶋あいを、知らないとのことだった。


しばらく、食事をしていると、
女性店員が、セーラー服で現れた。
彼女は女子高生だったのだ。
丁度、帰宅の時間なのだろう。
サムイのような制服を着ていたので少し大人びて見えたが、
高校生のアルバイトだった。


後輩は30過ぎだから彼女は年上好みなのかな・・・・
寿司屋だからオヤジも多いし、オヤジ慣れしてるのかななどど、
よけいなことを考えてしまった。
女子店員の、勤労学生ぼいところに、なんとなく好感をもった。
そんな私もオヤジなのかもしれない。