サクラの国の銀盤の女王


フィギアスケート女子世界選手権で、安藤美姫が優勝。
日本で開催された、世界選手権での、日本人選手の優勝となった。
男子も高橋大輔が、日本男子として初の、銀メダルを獲得している。
浅田真央が準優勝、中野友加里も5位入賞を果した。
フィギアスケート女子世界選手権で、サクラの国の女王が誕生した。


安藤美姫浅田真央も、様々なプレーシャーと戦い、
素晴しいフリーの演技を見せてくれた。
安藤美姫は、昨年の全日本選手権で右肩を負傷。
ケガの影響が不安視されていたが、ショートプログラム
フリーとも安定した見事な演技であった。
モロゾフ・コーチの指導を受け、力を付けた安藤。
見事な金メダルだ。
トリノ五輪から1年、安藤美姫は確実に成長した。


浅田真央は、ジャンプの失敗で、ショートプログラムは5位。
首位とは、10点以上の開きからの、フリーの演技となった。
フリーの演技は、伸びやかな、若さ溢れる演技。
浅田の得意のジャンプも決まり、会場は、万来の拍手に包まれた。
ラクル真央ちゃんの頬に、感動の涙が流れる。
浅田真央にとって、今回の銀メダルは、重みのあるメダルとなったろう。


浅田真央の総合得点は、194.45点、安藤美姫の195.09点と、
僅か、0.64点差であった。


中野友加里ショートプログラムでは、自己ベストを出し、
フリーでも優雅な演技が光っていた。
彼女は、女性らしい優しい雰囲気があり、バレリーナのようだ。
淡々とした姿勢で、スケートに臨む、中野友加里に共感する。


桜の季節、サクラの国から、銀盤の女王が誕生した。