24時間の神話
先日、「24時間の神話」という歌をクラブで聴いた。
クラブのホステスさんの情感を込めた歌唱が、
過ぎ去りし日の、彼女の愛の日々を思い出しているようだった。
この曲は1993年、双子の男性デュオ、ヴォイスが歌っていた。
私は当時、どんな歌を聴いていたのか記憶があまりない。
この曲を聴いて、いい曲があったんだなと思った。
『膝に置いた フォトグラフ あの街は出逢いの喜びと涙をくれた
もっと弱く抱きしめてくれたら きっと早くあなた忘れたのに
あの日見た夢が 今でも心さまよう 24時間の神話と知っても
あの日見た夢は覚えてはいけない』
「24時間の神話」より
ホステスさんの、このさびの歌唱が絶妙。
歌詞と歌声がピッタリと合っていた。
鼻筋の通った彼女が、少し眉間に皺を寄せながら、切なげに歌う。
女心を搾り出すような声が印象に残った。
*「24時間の神話」は、SORAという女性ボーカルも、
2002年に歌っている。
歌声が、なんとなく柴田淳に似ているなと思った。