温帯から亜熱帯へ


日本のほとんどが、温帯気候に属している。
これは、社会科や地理で学習する。
ところが、このまま地球の温暖化が進むと、日本の大部分が亜熱帯となる。
本州の大部分と九州四国が、亜熱帯気候となり、
亜寒帯気候に属する北海道が温帯となる。
劇的な気候変化だ。
日本は温暖化というより、むしろ熱帯化になる。


さて、今日の東京は30度を超え真夏日
埼玉県熊谷市では33度を記録した。
ただし、東京は、今日も最低気温は25度以下まで下がり、
熱帯夜にはなっていない。
昼は残暑が厳しかったが、夜になると急激に気温が下がっている。
25度以下となり、しのぎやすい。


別に毎日の気温の変動に、いちいち動揺する必要はない。
ただ、10年あるいは30年単位の気象数値は、
気候の身体検査だ。
異常な数値があれば、気をつけねばならない。
気温、降水量、湿度、夏日、冬日、台風の発生及び上陸数など。
気候変化とは、私達の世代だけの問題ではない。
むしろ、未來の世代に大きく影響を与える問題だ。
石油をはじめとした、化石燃料を使えるだけ使っている私達。
年金も大きな問題だが、
地球温暖化も後世の人々に負の遺産を作らないとは限らない。


100年後の地理の教科書では、
東京は亜熱帯に属していると、教えるのだろうか?