涼風真世の魅力


涼風真世を初めて知ったのは、彼女が宝塚を退団してからだった。
大河ドラマ「秀吉」のおたき役、
確か石川五右衛門赤井英和)の恋人役で出演していた。
一途に五右衛門を愛する女性を好演していた。
色白のきれいな肌と、
彼女の少し薄めの、整ったくちびるが魅力的だった。
ドラマでは最後に、五右衛門もろとも釜茹でにされるシーンが、鮮烈であった。


彼女は、宝塚娘役トップになった黒木瞳、男役トップの真矢みき
と同じ、1981年入団組み。


宝塚歌劇団時代の、涼風真世のビデオを視ることがあるのだが、
彼女は、どこか中性的な魅力と、
独特の浮遊感が、妖精のような雰囲気を醸し出している。
そして、抜群の歌唱力。
彼女の芸名涼風真世の如く、
透明感のある、爽やかな風のような、タカラジェンヌだった。