母の愛憎


篤姫宮崎あおい)が一橋派と分かり、本寿院(高畑淳子)は、
家定(堺雅人)に会わせないように、滝島(稲森いずみ)に指示する。
篤姫と家定は、ロミオとジュリエット状態・・・・
家定に会えない篤姫は、食も細くなり、
恋やつれとなる。
篤姫は、知らず知らずのうちに、一人の男性として、
家定を愛していたのだった。


息子に対する無償の愛を捧げる本寿院と、
女心に目覚めた篤姫とがぶつかり合う。
嫁と姑の戦いか・・・・
夫であり、息子である家定は、ただオロオロするのではなく、
はっきりと己の立場を明確にする度量があった。
母である本寿院に、今まで育ててくれた御礼を述べ、
自らの自立を宣言する。
篤姫と家定は、互いに求め合う男女となっていたのだ。


それにしても、新妻になった宮崎あおい扮する篤姫は美しい。
ある時は、桜のような笑顔、
そして家定に会えぬときの、憂いの表情は桔梗のよう。


篤姫の着物姿も、目を見張る美しさがある。
ブルーやグリーン、白などの色鮮やかにして、豪華な打掛け。
そうした、打掛けが実に篤姫によく似合う。
また、縮緬のかかえ帯がさりげなくオシャレ。


それにしても、あおい篤姫はおでこが可愛いな・・・・・