公家と武家


今週の「篤姫」は、公家と武家のしきたり、
広義に言えば、文化の違いから来る、
様々な軋轢を、大奥の女中と宮中の女官を通して描いていた。


初めて家茂(松田翔太)と和宮掘北真希)との対面に、
そこはかとない乙女心を垣間見たような気がした。
「鬼」と吹聴されていた将軍家茂だったが、
和宮が実際に対面した家茂は、貴公子然とした、
優しい青年だった。
そんな家茂に、和宮は好意を抱く。
恋は、意外性から始まるとか・・・・・
乙女のときめきを、堀北真希が好演していた。


烏帽子(えぼし)姿の家茂と大垂髪(おすべらかし)の和宮は、
まさに、東男(あずまおとこ)に京女(きょうおんな)。



天璋院宮崎あおい)は、またまたひらめきと行動力を発揮。
電光石火で、和宮のもとに向う。
和宮に無礼を詫びながらも、
徳川家の一員であることの自覚と、
嫁姑のけじめを、はっきりと言上する。
「女の道は一本道」
と、和宮に説く天璋院であった。