友情と決別


馬が合う、合わないとはあるもの。
天璋院宮崎あおい)と島津久光山口祐一郎)とは、
どうも馬が合わない。


「そちとは、二度と会うことはないじゃろう」
と久光に言い残し立ち去る天璋院


異母兄弟の兄斉彬(高橋英樹)とは、
固い信頼関係で結ばれていたが・・・・
単に、薩摩対徳川と言うそれぞれの立場だけではなく、
互いにわかり合えないのは、
人間性や各々の生き方の違いに起因しているのかもしれない。
それは、徳川慶喜平岳大)に対しても表れているような気がする。
天璋院は、将軍家茂(松田翔太)とは馬が合うが、
慶喜とは、どうも馬が合わないようだ・・・・



さて、今回は小松帯刀瑛太)との対面があった。
最初は、久光の随行ということもあり、
無言の対面。
そして、碁を打ちながら語らう対面では、
温かな時間が流れていた。
薩摩時代の、於一と尚五郎の姿がそこにあった。


帯刀は、天璋院に故郷の家族が息災であることは伝えるが、
今和泉島津家当主の兄が、久光の命で隠居したことは敢えて伝えなかった。



天璋院は、徳川家を守り、
帯刀は薩摩を守ることを誓う。