キャンディーズの思い出


キャンディーズが、何故かデビューしたての頃、
あるトーク番組に出演していたのを記憶している。
「あなたに夢中」でデビューしたばかりで、
スーこと田中好子がセンターボーカルを担当していた。


花の中三トリオ桜田淳子山口百恵森昌子)もデビューしており、
少し年上のキャンディーズは、当初苦戦していた。
「年下の男の子」でランこと伊藤蘭が、
センターボーカルとなり、この曲がヒットする。
妹的なアイドルではなく、お姉さん的なアイドル?
特に、この「年下の男の子」は、ランのキャラクターとマッチしていた。


「普通の女の子に戻りたい」
とのランの絶叫にも似た、日比谷野外音楽堂での解散宣言。
この突然の解散宣言は様々な反響を呼んだが、
このコンサートでランが使った、
「たたかいながら生きていきます」
との言葉が印象的。
「闘い」とは、アイドルの女の子があまり使う言葉ではないが、
伊藤蘭の気丈さが伺える言葉のような気がする。


伊藤蘭田中好子は、現在女優として活躍している。
伊藤蘭日大芸術学部演劇学科に在学していた。
もともと彼女は、演劇志向が強かったのかもしれない。


そして、三人ともスクールメイツ時代に鍛えただけあって、
ピンクレディーほどではないが、踊りが上手だったと思う。
キャンディーズの踊りは、
当時の桜田淳子山口百恵といった、十代のアイドルを凌駕していた。


また、個人的には当時流行っていたイーグルスの、
ホテル・カリフォルニア」をキャンディーズが歌っているのを聴いて、
歌唱力があるなと思った。