大奥の使者


今回の「大奥の使者」では、
大奥から、朝廷へは、静寛院(堀北真希)から、
近衛家へは、天璋院宮崎あおい)から、
それぞれ慶喜平岳大)の助命の嘆願書を提出することとなる。
ところが、近衛家の反応は冷たく、
唐橋(高橋由美子)は書状の受け取りを拒絶される。
そこに居合わせたのが、幾島(松坂慶子)であった。


幾島は、天璋院の力となるべく江戸に赴く。
幾島の登場となり、何故か、俄(にわ)かに暗雲垂れ込め稲妻が走る。
幾島と天璋院との再会となる。
小松帯刀瑛太)の発案で、
西郷吉之助(小澤征悦)宛に天璋院が文を認める。
天璋院は、慶喜の助命と徳川家存続の文を幾島に託す。


幾島から手渡された、天璋院の文を読み、
西郷吉之助は滂沱の涙を流す。
しかし西郷は、江戸攻めを断固として決行する意志は翻さない。
3月15日に総攻撃をすることを宣言する。


天璋院は、幾島の報告を聴いて、
江戸総攻撃を西郷に思いとどまらせる望みがあると判断する。


「西郷は少しも変わっておらん
 前より情厚き男となっておる
 なんとかなるやもしれぬ」


政局の勘鋭い天璋院らしい。