人生の転機


篤姫を演じたことは、
宮崎あおいにとって人生の転機だったのかもしれない。
今日の「土曜スタジオパーク」を見て、
そんなことを思った。
純情きらり」を主演していた頃、
この「篤姫」の話があったそうだ。
始めは、篤姫を演じきれるか迷ったが、
次第に、どうしてもこの役をやりたいと言う気持ちが強くなり、
誰にもこの役は渡せないと、思うようになった、
そんなことを彼女が語っていた。
凛とした顔で話す、宮崎あおい女優魂を垣間見た。


家定(堺雅人)と撮影の合間にシリトリをしたとのことで、
篤姫と家定の温かなときの流れを感じた。
家定を演じた堺雅人が、よく自分の役割を自覚しつつ、
家定を演じていたのがわかった。


小松帯刀役の瑛太天璋院宮崎あおいは、
どこか同級生のような、親しさを感じる。
幼馴染みの於一と直五郎から、
天璋院と帯刀となって立場が違っても固い絆で結ばれていた。
二人は、篤姫と帯刀の信頼関係を自然に演じていた。
俳優として、二人は馬が合う存在なのだろう。



篤姫を演じ、責任感を強く持つようになったと語る宮崎あおい
和宮役の掘北真希を「頑固だなと感じ、自分と同じ匂いを感じた」
と、話していたのが印象深かった。