百円札と100円硬貨

同一額面のお札と硬貨が、同時に流通していた記憶がある。
それは、百円札と100円硬貨だ。
百円札は、小豆色で、板垣退助肖像画だった。
100円硬貨は、稲穂の意匠が多く流通していたが、
私は、鳳凰のデザインをよく覚えている。
稲穂も鳳凰のどちらの硬貨も、
現在の白銅貨の100円ではなく、銀貨であった。


買い物をすると、百円札で支払うこともあり、
また、100円硬貨で支払うこともあった。
小学生の頃、この百円紙幣でお年玉を貰った事があった。


今、同一額面でのお札とコインの流通はほとんどない。
例えば、五百円札が私達の日常で使われることはほとんどない。
どうして、かつては同一額面の百円札と100円硬貨が、
市場に共通に流通し、使われていたのに、
現在は同一額面の、紙幣と硬貨が共通に使われなくなったのか?
日本銀行が、同一額面の日本銀行券と硬貨の並行発行を、
控えているからだろうか・・・・・