五月闇宗祇血脈流れけり


水の都「郡上八幡と古都高山の散策の旅」を業界の仲間とした。
東京駅から名古屋駅まで新幹線で、
名古屋からバスで、岐阜県の城下町郡上八幡へ・・・・


まずはじめに、郡上八幡博覧館を見学。
郡上八幡博覧館は、大正時代の建物をそのまま残し、
「水とおどりの城下町」郡上八幡を紹介している。
「水」「歴史」「おどり」の各コーナーに分かれて展示紹介している。


「おどり展示室」では、郡上おどりの実演をしていた。
私たちグループも踊りの実演に参加して、
楽しい一時を過ごした。
郡上おどりは、日本三大民謡の一つに数えられ、
7月はじめから9月のはじめまで二ヶ月間、
30夜にわたり縁日おどりが踊られる。
郡上おどりは、代表的な「かわさき」「春駒」「三百」「ヤッチク」が知られている。
これに「古調かわさき」(国選択重要無形文化財
リズミカルな「けんけんぱらぱら」と「猫の子」
静かな「さわぎ」「甚句」更に踊りの終わりをつげる「まつさか」の
あわせて十種類のおどりがある。


丁度、実演をされた踊り子さんが、
ガイドさんの友人で、
愛嬌のある娘さんだった。
「かわさき」「春駒」「猫の子」を実演してくれた。
「かわさき」は優雅な踊り。


    郡上のなー 八幡出てゆくときは(アソンレンサ)
    雨も降らぬに袖しぼる
    袖しぼる ノー袖しぼる(アソンレンサ)


「春駒」は踊りが躍動的。
「猫の子」は愛嬌がある踊りだった。


郡上八幡は水の街。
郡上八幡の街を散策する中、
宗祇水を訪れた。
宗祇水は、連歌の祖宗祇の古今伝授の故事を伝える泉。
名水百選にも選ばれている。


投句箱があったので、
記念に投句した。


      五月闇宗祇血脈流れけり

    (さつきやみ そうぎけつみゃく ながれけり)



      新緑の湧水出でし宗祇水

        (しんりょくのわきみずいでしそうぎすい)