秀吉の罠


兼続(妻夫木聡)とお船常盤貴子)のやり取りが、ホームドラマのようだった。
初音(長澤まさみ)が、突然自宅に訪ねて来て、慌てる兼続。
「綺麗な方ね」
お船にチクリと言われ、
目を丸くして狼狽する兼続。
それに比べ、お船は落ち着いたもの。
ただ、微笑みながらもお船と初音の女の戦いが・・・・・


本能寺の変の後、
明智光秀柴田勝家などを滅ぼし、
秀吉(笹野高史)は、着々と天下を平定し、
関白にまで登りつめる。


いよいよ上杉攻略に動き出す秀吉。
越後に自ら赴く秀吉。
人たらし秀吉の本領発揮。
兼続はじめ、上杉の上田の家臣団の名前を覚え、
声をかけて回る。
景勝(北村一輝)は、秀吉の意向を呑み上洛を確約する。
秀吉の歓迎の宴席で、
三成(小栗旬)の鼻持ちならない態度に、切れそうになる兼続。
関ヶ原の戦いでは、同盟を結ぶ二人が火花を散らす。


今太閤と呼ばれた田中角栄元総理も、
人の名前を覚える天才だったとのこと・・・
人の名前を覚え、呼びかけることは、
人心を掌握する上で大切こと。
娘の真紀子さんは、選挙応援で、
「あなた、どなたでしたっけ」
と、候補者の名前を忘れてしまったが・・・・


兼続とお船の二人三脚の人生行路、
これからどんな荒波が待っているのか・・・・・