2009-07-05 『 ヨットより一握の骨流しけり 』 俳句 昭和六十二年(1987)七月十七日に、石原裕次郎は永眠した。 享年52歳であった。 裕次郎はヨットが好きだったという。 青年時代は、船乗りになる夢を抱いていたそうだ。 兄、石原慎太郎氏は「海を見るたびに裕次郎を思い出してやって下さい」と、 出棺の挨拶をした。 ヨットより一握(いちあく)の骨流しけり 裕次郎と海、そして愛して止まなかった父への思ひ。 裕次郎の身魂は海へと還ったのだろうか・・・・ そんなことを徒然に思いながら、俳句にした。