2009-12-30 言葉のノスタルジー JIN 「JIN」を読み進むうち、村上もとかと向田邦子が重なる事があった。 向田邦子の「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」の、 会話の端々に、失われつつある昭和の言葉があった。 セピア色だけど燻し銀の如く輝いている。 村上もとかの世界はどこか向田邦子の世界に通じる。 それは、言葉のノスタルジーでもある。 村上もとかも向田邦子も、 古き良き言の葉を、わたしたちに蘇らせてくれる。