1・5兆円の行方


平成22年の4月1日より第一生命が上場する。
この相互会社の第一生命の株式会社への転換により、
約1・5兆円の経済効果となるかもしれない。


売り出し株数は710万株。
その他に290万株を保険契約者に割り当てる。
合計1000万株。
想定売り出し価格をベースにした時価総額は、
1兆5000億円になるのではとの見方もある。
嘗て国民の関心を集めた定額給付金が2兆円だったことからも、
今回上場に伴う1兆5000億円は、巨大な額といえよう。


保険契約者は、保険の内容や加入年数により、
株を割り当てられる。
但し保険加入者全てが対象者にはならない。
株として保有するか現金としてもらうかは、
契約者の選択になるが、1株に満たない端数は現金となる。
株で受け取る契約者は150万人と見られている。
初値は、1株15万円程度になるのではとの意見もある。
株主となれば、会社に利益がでれば配当もあるだろう・・・


第一生命の上場による1・5兆円の経済効果は?
150万の株主登場は株式に影響するか?
興味のあるところだ。