清貧という言葉


高峰秀子主演の「名もなく貧しく美しく」を見ていて、
涙が止まらなかった。
この「名もなく貧しく美しく」は、聾唖者と聾者の夫婦の物語。
夫を小林桂樹妻を高峰秀子が演じている。
喜怒哀楽の高峰秀子の表情が実に豊かで美しい。


清貧という言葉が死語になって久しい。
清貧とは、私欲を忘れて正しい行いをするがゆえに、
貧しく質素な生活をしている人。
この夫婦もそんな市井の人だ。


この映画を見ていると、
何が人生にとって幸せなのか、
そんなことを考えさせられる作品だ。