ちひろ美術館東京
東京都練馬区の「ちひろ美術館」に行く。
今日は肌寒いくらいの小糠雨。
いわさきちひろは、子供の水彩画が多い。
サトウハチローと詩絵集「あかちゃん」などの絵を担当している。
また彼女は反戦をテーマにした、
「戦火のなかの子供たち」などの作品も描いている。
夫は日本共産党の衆議院議員だった松本善明。
私は、彼女の作品「おつむてんてん」がとても可愛らしく、
印象深かった。
小首を傾げ、頭を両手で軽くたたくあかちゃんを描いた絵。
「おつむてんてん」という言葉、
いまでもあかちゃんのいる家庭で健在なのだろうか・・・・
「あんよ」「おめめ」「おてて」
こうしたあどけない幼児の言葉が、
展示を鑑賞していると、頭に浮かんできた。
相馬御風作詞の童謡「春よ来い」
赤い鼻緒のじょじょはいて
おんもに出たいと待っている
の「おんも」も可愛い言葉だと思う。
展示で興味深かったのは、ちひろのアトリエ。
いわさきちひろのアトリエを部屋ごと復元し、
ちひろが愛用した品が展示してあった。
比較的大きめの木製の座机に、
シンプルな印象を持った。
サトウハチロー・いわさきちひろ詩画集「あかちゃん」を記念に購入。
なお井上真央主演の「おひさま」の舞台の長野県安曇野にも、
いわさきちひろの美術館がある。