新潟の夜につねられて・・・


美川憲一の「新潟ブルース」ではないが、
先日新潟の夜を楽しんだ。
業界団体の全国大会が新潟であり、
パーティーの後、仲間3人と新潟の夜にくりだした。


呼び込みのお兄ちゃんに落ち着いた良い店はないかと聞いて、
「ラーメン代にしてよ」と心付けを渡して、
表通りから少し入った、雑居ビルのバーを紹介してもらった。


初めての店なので、少々ドキドキしながらお店の扉を開けた。
ショートカットの新潟美人のママさんが迎えてくれた。
店内はもう一人30前後ホステスがいた。
客はボックス席に中年の常連とおぼしき団体が一組。


はじめホステスが席に付いたが、
あまり会話も弾まず、
平坦?な時が流れた。
違う店に行こうかと思っていたら、
ママが私達の席に付いた。


ママさんは色白のおとなしい感じの女性だったが、
お酒の杯を重ねるうちに陽気になってきた。
一緒に小林幸子の「雪椿」を歌いだした頃から、
ママは絶好調になり、
何故か私は、痛いくらいにほっぺたをつねられた。
否、引っ張られたといったほうが適切か?
噛まれた時のように、頬の肉が伸びた。
「好みだったんでママの愛情表現だったんじゃないの」
と仲間の理事が冷静な声で話していた。


「古町に一緒に飲みに連れてって」
とママに言われたけど、
「男だけで飲みにいきます」
と言ったのでつねられたのかな・・・・
ちなみに新潟市の古町(ふるまち)は、
新宿の歌舞伎町・福岡の中洲・札幌のススキノような歓楽街。


それにしても何故つねられたのかいまだにわからない・・・・



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