湯気の向こうの同級生


先日、大学時代のサークルの同窓会をした。
会場は両国のちゃんこ屋。
8人のこじんまりとした同窓会。
男子3人。
女子5人。
席が二つあり、グーパーをして4人ずつで分かれて着座。
掘りごたつで、足がの伸ばせて楽な席になっていた。
食事は横綱コース。
先付け、お刺身、煮物、焼き物、チャンコ、水菓子。


隣の席のⅠさんと話し始めたのだが、
15年ぶりとは思えず、
すぐ打ち解けて会話が弾んだ。
ちゃんこ屋ということもあり、
相撲の話やご家族の話などをした。
彼女はかなり相撲に詳しく、
私がよく相撲観戦をしているというと、
「一度観戦したいな・・・」
と話していた。
また私が、
ブルガリアヨーグルトのまわしの・・・」
琴欧州の名前が出てこないと、
琴欧州でしょ、相撲見てるんでしょ」
と腕を組んでにらまれてしまった。


女子に「〜君」
と呼ばれたのが新鮮に聞えた。
最近、君づけで女性に呼ばれることもないし、
同級生ならではの言葉の響きがあるなと思った。
最後に、女将さんと一緒に全員で写真を撮り、
お開きとなった。


    チャンコ鍋
     湯気の向こうの
        笑顔かな