絵と写真の関係性


今日は絵画の個展を見に埼玉県に・・・
Drawingの作品が中心。
先生は東京藝術大学卒業の画家。
個展の作者と直接お話ができて楽しかった。


かねてから興味のあった絵と写真の関係について質問した。
「写真が登場して、
 絵にとって謂わば写真は対立する存在になったと思うのですが・・」
と私が質問すると、
「そうですね、写真が登場して絵と写真は緊張関係というか、
 対立した存在になっていましたね」
と先生。
「写真は絵にとってのアンチテーゼになったのでしょうか」
と私。
「写真を見ながら絵を描くなと、私が若い頃は言われていましたが、
 今は写真を見ながら描く機会も多くなっていますね」
と、先生が体験を語られていた。
「絵と写真が融和してきたということでしょうか」
と私が尋ねると、
「そうですね」
と先生が答えられた。


越生(おごせ)の梅林も近く車中からの梅に早春を感じた。
武蔵野の雑木林は裸木で、いまだ冬のようだった。
遙か秩父連山の白く輝く雪が美しかった。