保険ショップの規正強化


丸井はみんな駅のそば、駅前留学「NOVA」とか、
その時代に勢いのある商売は、
駅前に店舗を開く。
最近駅前に目に付くのは保険ショップだ。


さて金融庁が過度な手数料目当ての販売を防ぐため、
この保険ショップの規制に乗り出した。
販売代理店(保険ショップ)の再委託の禁止の強化だ。
所謂、委託型募集人への再委託の問題。
今月召集する通常国会で、
再委託の禁止の強化を盛り込んだ保険業法改正案が提出される。


保険ショップの利点は、
様々な保険会社の商品を比較しながら選べることと、
営業員が相談員となり公平に各社の商品の内容説明をしてくれるところにある。
こうしたコンサルタントを通じてのソリューションに魅力がある。
ところが、営業員に再委託すると、
契約が成立しないと営業員は収入にならなくなることから、
手数料目当ての販売が行き過ぎる結果をまねきかねなくなる。


実は保険ショップ(販売代理店)の窓口スタッフは、
その保険代理店の社員だと私は理解していた。
金融庁保険業法改正の記事を読んで、
初めて営業員に再委託していることを知った。


ショップの会社から営業員への再委託制度は、
ともすればお客様目線の公平な商品説明が希薄になり、
その顧客にふさわしい商品を勧めないケースが発生し、
顧客の利益を損ないかねない。
そこで今回の金融庁の保険会社への監督指針の見直し、
再委託の禁止の強化により、
営業員は再委託から直接雇用や派遣に切り替えられることになりそうだ。