日舞の緑ちゃん


テレビを点けたら西崎緑が「旅愁」を歌っていた。
綺麗だなと思った。
50歳を過ぎた西崎緑だが、円熟した大人の女性の美しさを感じた。


子どもの頃、西崎緑に憧れていた。
印象に残るのは田端義夫とデュエットした「ねんねん船唄」
別れた母を恋しがる娘を西崎緑が歌唱し、
その娘を労わる父の心情を田端義夫が歌う曲。
当時の西崎緑は目がクリッとした色白の美少女。
ねんねん船唄」を歌っていたときの衣装は絣の着物姿だったのではないか。
そして「コメットさん」での日本舞踊を踊る彼女の姿が鮮烈だった。
日舞の緑ちゃん」は当時の少年の胸をどきどきさせた。


西崎緑の歌を聴きながら、同窓会で憧れていた女の子と久しぶりに逢って、
その女性が昔と変わらず綺麗だったら嬉しいだろうな・・・
などど妄想してしまった。