櫓のお七


   雪の夜の
    太鼓を叩く
      お七かな


   肌脱ぎの
    雪より白き
      お七かな


「伊達娘恋緋鹿の子」の「櫓のお七」から


「よしなき人に」と手紙を持ち、
「とがむる人も」と肌脱ぎを見せて、
髪をさばけながら櫓登るは八百屋お七