人形町のライスカレー


お昼どき人形町を歩いていると、
ライスカレー」と書かれた看板が目についた。
「カレーライスでなくライスカレーか、何となく昭和の匂いがするな・・」
そんな昭和の匂いに誘われて店内に入った。
マスターは70過ぎ位の気のよさそうなマスターだった。
ライスカレーの文字に誘われたよ」
「何だか向田邦子さんの小説みたいでさ」
とマスターに話しかけると、
「そうですか、嬉しいですね」
と笑顔で応えてくれた。


このカレー消費税込でワンコイン500円。
カレーはよく煮込まれており、
肉や野菜はほとんどルウに溶け込んでいる。
味は外連味のないカレーらしいカレーの味がした。
おしぼりもちゃんとついていた。


しばらくマスターと人形町芳町芸者の話などをして楽しんだ。
「もう芳町の芸者さんはいるにはいますが、もう80歳ですよ」
とマスターは話していた。
サービスにコーヒーまで出していただき、
人形町のランチは楽しかった。