春の雪赤き傘咲く文士墓


春の雪が舞ふ鎌倉の古殺。
文士の墓に赤い傘が立たずんでいる。
亡き文士にゆかりの女性か、
それとも妻か恋人か、
ファンの一人か、
大輪の赤い花が咲いたような傘を見かけたとき、
ふとそんな思いがした。


※季語春の雪(春)

※古殺(こさつ)古い寺の意味
※文士(ぶんし)小説などを職業とする人。作家の意味。


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