ふたりの女優


長澤まさみ演じる子りん、「功名が辻」では、脇役ではあるが、
小悪魔子りんの、登場するのを、楽しみにしている。
「ラテン系の女性のように、演じて欲しい。」
それが、子りん演じる、長澤まさみに対する、監督の注文であった。
「自分が実際に演じながら学ぶのが私の学習方法」
そう、長澤まさみは発言している。
劇団や養成所で学んだわけでない、長澤まさみにとって、
日々の仕事の中で、演技を学びながら、芸に磨きをかけるのだろう。
時代劇の話し言葉に、戸惑いながらも、劇団出身の、
仲間由紀恵上川隆也に、引けを取らない演技をしている。
子りんのように、アイドルにない勝気さを感じる。
日本美人である、彼女の始めての時代劇の配役が、お姫様でなく、
忍びという、難しい役であったことが、
これからの、女優としての演技の幅を広げる、機会となるのではないか。
大河ドラマで、印象に残る若手女優のいま一人が、松たか子だ。
松たか子の、大河ドラマ「秀吉」のお茶々(淀の方)は、
はまり役であった。
当時、松本幸四郎の娘とは知らず、なんと時代劇の上手な新人女優だろう、
と感心したものだ。
まさに、水を得た魚のようであった。
今、思えば、梨園の娘。
時代劇独特の所作も、自然に身に付いていたのだろう。
そんな、松たか子とくらべると、一見、長澤まさみは、不器用に見える。
しかし、「自分が実際に演じながら学ぶのが私の学習方法」
そんな姿勢で、女優業に望めば、着実に女優として、開花するだろう。
高校も卒業して、本格的な女優活動が、出来るようになった長澤まさみ
松たか子長澤まさみ、二人の女優の活躍に期待したい。





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