はたた神 五臓六腑の 地鳴りせり

「はたたしん ごぞうろっぷの じなりせり」


5月24日夕方から宵にかけて、
激しい雷雨が、関東地方を、襲っている。
昼間は、25度以上の夏日、そこに上空に寒気が流れ込み、
激しい上昇気流が起こり、雷雨となったものだ。
世界中では、毎日50000個の雷雨が、発生しており、
毎秒に換算して100個の雷放電が、発生している。
落雷は、エネルギーの解放であり、放電作用である。
東京都、神奈川県、埼玉県などで大雨警報が発令された。
局地的には、1時間に50ミリの雨が降る所もあり、
集中豪雨にも、警戒が必要だ。
さて、雷が鳴ると、私たちの中の、自然への恐れを呼び覚ます。
人間の原始の魂が揺さぶられる。
雷神は、まさに、人間の大自然への恐れの気持ちが、
生み出したものだ。
荒唐無稽と笑う分けにはいかない。
自然への畏れの感情は、取りも直さず、
自然への畏敬の念となる。
不遜な、そして傲慢な、
人間を、等身大の自分の存在として、認識させる。
地鳴りのような、雷鳴。
平家琵琶の如く、雨が叩きつける。
雷神が、天空を駆け巡る。
私の、原始の魂が激しく揺さぶられる。


*はたた神 雷神の意味。