一城の主


一豊(上川隆也)は、千代(仲間由紀恵)と約束した、
一国一城の主の、半分を果たした。
すなはち、長浜、2万石の大名になった。
秀吉(柿本明)が大社長になり、一豊は、秀次(成宮寛貴)の宿老となり、
長浜支店長というところか。
一豊も新右衛門(前田吟)も吉兵衛(武田鉄也)が生きていれば、
どんなにか、喜ぶだろうかと思う。
吉兵衛は、同僚、上司から死んでからも愛されている果報者だ。
千代が、腰元を引き連れて堂々と歩くシーンが、印象的だった。
今回は、一豊や吉兵衛の弟が、山内一豊の家臣となった。
身内と、代々の家臣。
また、玉(長谷川京子)と茶々(永作博美)が、それぞれ重要な役割を、
演じている。
茶々は、秀吉に操を奪われるのなら、三成(中村橋之助)に捧げる・・・・
というより、命令をする。
気性の激しい姫だ。
少々エキセントリックなところは、伯父である信長に似ている。
玉の潔癖な性格ゆえ、忠興が側女を置いたことで、
夫から心が離れて行く。
男と女の愛憎の綾が、次第に「功名が辻」のなかで、
裏地の如く縫いこまれている。
特に、女たちのそれぞれの思案もあるようだ。
それにしても、いつも一豊と千代はラブラブだ。
微笑ましい限りだ。


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