流氷本番


1月28日の朝日新聞に、北海道網走沖の流氷の写真が掲載されていた。
昨年は、寒い冬だったが、あまり流氷は北海道のオホーツク沿岸には、
近づかなかった。
今年は、暖冬気味だが流氷は順調に接岸する様子だ。
三浦綾子の「氷点」に、
「流氷が燃えている。」
という印象的な科白がある。
純白の流氷に雲間から日が差し、
氷の海が炎になる。


流氷の下では、水の妖精クリオネが可愛いダンスを踊っている。


暖冬とはいえ北海道の内陸では、マイナス20度以下になる。
空気中の水蒸気が凍り、ダイヤモンドダスト現象となり、
氷の粒子が浮遊し、朝日にきらきら輝く。
大寒は過ぎたが、冬本番はこれからかもしれない。
ただ、嬉しいのは日脚が伸びたことだ。
光の春は着実に進んでいる。