大奥入城


いよいよ篤姫宮崎あおい)が、大奥に入城する。
江戸城大奥は広く豪華な数々の広間があり、
そして、1000人の使用人が暮らしていた。
八代将軍吉宗の時代、享保の改革のため、
財政再建のもと、大奥は、大リストラをした。
その孫、十一代将軍家斉の時代のは、
再び多くの奥女中を抱える事となり、大奥はかなりの出費にになっていた。


大勢の人間がいると、何かと仕事を与えねばならない。
そうすると、しきたりが、複雑化する。
フランス革命前夜のフランス王室のごとく。
フランス王室同様、何事も、しきたりを重んじる日本の大奥。
篤姫と幾島(松坂慶子)は、次々に大奥のしきたりを変えてしまう。
そうした、行いにより、大奥を仕切る滝山(稲森いずみ)と対立する。


篤姫は、島津家分家の姫から、
徳川将軍家の御台所まで上りつめる。
女としては、歴史上希に見る出世をしている。


それにしても、かくれんぼに興じる、将軍家定(堺雅人)の姿は、
ユーモラスだった。


篤姫」の脚本家の浅野妙子は、
篤姫」と同じく、宮崎あおい主演の「純情きらり」も手がけている。
宮崎あおいの明るく前向きな篤姫は、
どこか「純情きらり」の桜子に似ている。