咲の初恋


仁(大沢たかお)を見送る咲(綾瀬はるか)の滂沱(ぼうだ)の涙。
初恋の男性(ひと)が仁先生だった咲。
咲は裸になった自分の感情が抑えきれなくなる。
咲の涙を見ているこちらも、何だか切なくなってしまった。


「あのお優しい先生が鬼になられる方ですもの
 咲の出番はありませぬ」


医術もさることながら、仁先生に夢中になっていた咲。
咲の初恋は実らず消ゆるのみか・・・・


会話の中で「慕う」や「分別」など、
やや死語になりつつある言葉が語られていたが、
情緒や含蓄のある日本の言葉だとな感じた。


赤ちゃんを抱いた綾瀬はるか(橘咲)の表情が、
とても優しく慈母観音のようでした・・・・