父の匂い


  機関車の
   匂いは父の
     匂いかな


小林桂樹吉沢京子共演の「父ちゃんのポーが聞こえる」を観て作句。


蒸気機関士の父(小林桂樹)と難病の娘(吉沢京子)との物語。
娘が入院している病院の近くを機関車で通るとき、
「ポー」と機関士の父親は汽笛を鳴らし、娘に合図を送る。
「とうちゃんのポーが聞こえる」
病床の娘は父の汽笛に励まされるのだった。


蒸気機関車の匂いが大好き」
との娘の言葉が印象的だった。