2016-08-14 遣らずの雨 俳句 夕立の 遣らずの雨と なりにけり (ゆうだちの やらずのあめと なりにけり) 季語は夕立(ゆうだち)で夏 あれは8月、浅草雷5656会館の邦楽の会でのこと。 父の清元の「玉屋」の演目が終わり、 ロビーに出てみると、窓の外は驟雨で白く煙っていた。 「遣らずの雨だね。」 浴衣姿の旦那の一言が粋だった。 遣らずの雨(やらずのあめ) 帰ろうとする人をひきとめるかのように降ってくる雨。