さとうきびなにやらゆかし南吹く
「さとうきび畑の唄」を視て、沖縄の情景を俳句にした。
南吹く、南風は夏の季語。
南寄りの風で、「みなみ」とだけで風の呼び名である。
「はえ」と呼ぶこともある。
サトウキビ畑にやさしく南風が吹く。
たぶん６０年前の沖縄にも同じ風が吹いていたのだろう。
このドラマには、沖縄出身の仲間由紀恵が出演している。
彼女も坂口憲二も、沖縄の婚礼衣装がよく似合っていた。
仲間由紀恵は、沖縄の言葉に情があり、自然な演技で役になじんでいた。
明石家さんまも明るい写真屋を好演していた。
暗い時代でもユーモアを忘れず、めげない男だ。
黒木瞳のもんぺ姿、日本婦人らしかった。
沖縄は、１９７２年５月１５日に日本領として復帰した。
米国占領下の琉球政府から、日本国沖縄県になった。
琉球ガラスのコップがある。
どこまでも青い、群青が沖縄の海のように美しい。
『新しき命生まるる終戦日』
